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「今月は新規の患者さんが多かったけど、来月はどうだろう」「技術には自信があるのに、なぜか近隣の院に負けている気がする」「チラシ、SNS、ブログ、色々やっているのにどれも中途半半端で成果が見えない」……こうした悩みを抱えながら奮闘されている整体院の先生は少なくありません。

集客が不安定になる根本原因は、決して先生の技術や情熱の不足ではありません。小手先のテクニックではなく、集客を「仕組み化」するための具体的で実践的な全手順を踏んでいないからなのです。

本記事を読み終える頃には、先生の頭の中には、ご自身の院がこれから90日間で何をすべきか、明確なロードマップが描かれているはずです。

  • 【この記事を読んでほしい人】
  • 新規開業を控えているが、何から集客を始めればいいか分からない整体師
  • 確かな技術はあるものの、Web集客が苦手で伸び悩んでいる院長
  • SNSやチラシなど色々試しているが、成果に繋がらず疲弊している経営者
  • 広告やポータルサイトに頼る集客の費用対効果に疑問を感じ始めた院長
  • 1院目の経営が安定し、2店舗目以降の展開を考えている経営者
目次

なぜ、こんなに頑張っているのに“集客”が安定しないのか?

下降グラフ

多くの院の集客が不安定になる根本的な原因は、実は非常にシンプルで、次の3つの「不足」に集約されます。

  • 【① 認知の不足】そもそも、先生の院が「ここに在ること」が、助けを求めている地域の方々に見つけてもらえていない。
  • 【② 信頼の根拠不足】「他の院と何が違うのか」が明確に伝わっておらず、比較された時に選ばれるだけの客観的な理由を提示できていない。
  • 【③ 再来の仕組み不足】せっかく来ていただいた患者さんが、2回目、3回目と通い続けてくれるための、施術以外のフォローアップが設計されていない。

これらは決して、先生の技術や情熱が足りないからではありません。多くの場合、日々の施術や雑務に追われる中で、集客を「点」の施策(例えば、思い付きのSNS投稿や散発的なチラシ配布)で行ってしまい、「線」や「面」で捉えた仕組みになっていないことが原因なのです。

「見つかる(認知)」→「選ばれる(信頼)」→「続く(再来)」という一本の太いパイプラインとして施策を設計し、集客を「仕組み化」していきましょう。

ステップ1:土台となる「市場と課題」の認識

課題

最初のステップは、院の外に目を向け、「今、自分たちの商圏で何が起きているのか」を正確に把握することです。

私たちの周りで起きている4つの変化

かつては「整体院」とひと括りにすることもできましたが、今は違います。

低価格・高回転を売りにするリラクゼーションに近いモデル、特定の症状に特化した専門院、パーソナルトレーニングジム併設型など、多様なプレイヤーが同じ商圏で患者さんを奪い合っています。

また、地域の情報誌や大手のポータルサイトは、一昔前より広告掲載料が上がり、費用対効果が見えにくくなっています。媒体に依存した集客は、徐々に利益を圧迫する構造に変化しました。

患者さんの意思決定も変化しています。

多くの患者さんは、ポータルサイトで料金の一覧を眺めて決めるようなことはしなくなりました自分の抱える「症状」を深く理解し、その「根拠」を提示してくれ、かつ「人柄」が信頼できそうな先生を、スマートフォンでじっくりと探しています。

これらの変化の象徴が、Googleマップです。

ほとんどの人が「地名+症状」で検索し、地図上に表示された口コミの良い院を選びます。つまり、Googleマップ対策(MEO)と、そこに紐づくレビューへの誠実な返信が、集客の分水嶺となっているのです。

この市場で私たちが「勝ち筋」を見出すには

この現状を踏まえた上で、私たちが進むべき道は明確です。

まず、商圏とターゲットの解像度を上げること。

誰にでも良い顔をするのではなく、「誰の、どんな悩みを解決するのか」を徹底的に絞り込みます。

次に、症状特化×信頼の根拠×伝わる人柄”を一貫して表現すること。

Webサイトでも、SNSでも、チラシでも、伝えるメッセージの軸をブラさないことが重要です。

そして、“3クリック以内の予約導線”を作ること。

Googleマップで見つけてもらい、症状別の専門ページで納得させ、ストレスなく予約完了まで導く最短ルートを設計します。

最後に、2回目の壁”を越える仕組みを最優先で実装すること。

新規集客と同じくらい、いや、それ以上に、既存の患者さんをフォローする仕組み(特にLINEの活用)に力を注ぎます。

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ステップ2:戦略の心臓部を作る「商圏・ペルソナ・差別化」

差別化

ここからは、先生の整体院だけの「勝ち筋」を具体的に言語化していく、最も重要なパートです。ぜひ、紙とペンをご用意いただき、一緒に手を動かしながら考えてみてください。

整体院の商圏を定義する:誰に声を届けるのか

まずは、先生の整体院がアプローチすべき物理的な範囲を明確にします。これは、院の立地によって大きく異なります。

都心部(駅近など)なら、主なターゲットは、徒歩10〜15分圏内、あるいは自転車で10分圏内(半径約0.8〜1.2km)の住民や勤務者になります。

郊外・地方(駐車場あり)なら、主なターゲットは、車で10〜15分圏内(半径約2〜3km)の住民です。幹線道路や生活道路からのアクセスも考慮しましょう。

専門性が高い(指名が多い)なら、特定の駅から通われる方や、特定の路線を使う通勤者をターゲットとし、その動線を意識した情報発信が有効です。

ペルソナを定める:たった一人の“あなた”へ

商圏が決まったら、次はその中にいる「理想の患者さん像(ペルソナ)」を具体的に描きます。「30代女性」のようなざっくりした括りではなく、その人の生活背景まで見えるレベルで深掘りしてください。

ペルソナ例1:産後の不調に悩むAさん

症状:産後の骨盤の不安定感と、抱っこによる腰の重だるさ

属性:32歳、第一子(8ヶ月)育児中、育休中

生活:午前中に子どもを連れて近所のスーパーへ買い物に行くのが日課。夫の帰りが遅く、平日はワンオペ育児。スマホで情報収集する時間が唯一の息抜き。

ペルソナ例2:デスクワークで腰痛に苦しむBさん

症状:夕方になると悪化するデスクワーク由来の慢性的な腰痛

属性:45歳、男性、IT企業の管理職生活:平日19時以降か、土曜の午前中にしか通院できない。根本的な原因とセルフケアの方法を理論的に説明してほしいと思っている。

ペルソナ例3:原因不明の頭痛に悩むCさん

症状:気圧の変化やストレスで悪化する頭痛と、それに伴う自律神経の乱れ

属性:28歳、女性、アパレル販売員

生活:SNSでの情報収集に敏感で、院の雰囲気や清潔感を重視する。日中の不定休を利用して通いたい。

なぜ、ここまで細かく設定するのか?

それは、メッセージを届けたい相手の顔が具体的に思い浮かぶことで、発信する言葉の解像度が一気に上がり、心に響くメッセージになるからです。

差別化ストーリーを言語化する:選ばれる理由を“一文”で

最後に、商圏とペルソナを踏まえ、先生の院が提供する独自の価値を、誰が聞いても分かる「一文」にまとめます。以下のテンプレートを埋める形で考えてみましょう。

(場所)で、(誰の)が抱える(どんな症状)に対して、(なぜ効くのかという理論や検査)に基づき、(どうやって施術し、どう変化を可視化するか)でアプローチし、最終的に(何回でどこまで良くなるか)という道筋を示します。」

これを、患者さんの言葉に翻訳すると、このようになります。

  • 【ペルソナを当てはめた差別化ストーリーの例】
  • 「〇〇駅徒歩3分。産後の“戻らない骨盤と腰の重だるさ”に悩むママのために、歩行計測による客観的データと骨盤周囲筋の再教育プログラムでアプローチします。多くの方が初回から3回で日常動作の“楽さ”を実感。キッズスペースも完備しており、お子様連れでも安心です。」

この「一文」こそが、先生の整体院の全ての集客活動の“北極星”となります。

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ステップ3:集客チャネルの全体像を掴む

マーケティング

戦略の土台が固まったら、次はそのメッセージを届けるための具体的な手段(チャネル)を選定します。ここで重要なのは、各チャネルの特性(費用・即効性・持続性)を理解し、役割分担を明確にすることです。

最優先で取り組むべき「集客の三種の神器」

数あるチャネルの中で、今の整体院集客において、絶対に外せない土台となるのが次の3つです。

MEO(Googleマップ対策)

「今すぐ行きたい」と考えている、最も熱量の高い近隣の患者さんに見つけてもらうための「空中戦」の要。即効性が高く、一度上位に表示されれば持続性もある。費用もかからない。

自院サイト(特に症状別ページ)

MEOや広告で見つけてくれた人に「ここだ!」と確信させ、選んでもらうための「信頼の根拠」を示す場所。効果が出るまで時間はかかるが、一度作れば永続的な資産になる。

LINE公式アカウント

一度来てくれた患者さんと繋がり続け、「2回目の壁」を越えさせ、最終的にファンになってもらうための最も重要なツール。即効性(リピート促進)と持続性を両立。顧客リストそのものが最大の資産になる。

運用原則はシンプルです。

まずはこの3つに、先生の使える時間と労力の8割を集中投下してください。

土台を支える「補助チャネル」

三種の神器が整ってきたら、目的に応じて以下のチャネルを補助的に活用します。

Web広告(検索広告・マップ広告)

お金で時間を買い、即効的に新規患者さんを獲得したい時の「ブースター」です。効果は早いが、広告を止めると集客も止まるという特性があります。

ポータルサイト(HotPepper等)

開業初期など、とにかく院の存在を広く知らせたい時の「拡声器」です。即効的な露出は得られますが、価格競争に陥りやすく、長期的な依存は利益を圧迫します。

オフライン(チラシ・看板など)

Webに不慣れなシニア層や、特定の地域に集中してアプローチする「地上戦」の武器です。反応が見えにくい部分もありますが、地域に根差す上で重要な役割を果たします。

SNS(Instagram・YouTubeなど)

先生の専門性や人柄を継続的に伝え、まだ症状が顕在化していない未来の患者さんを育てる「畑」のようなものです。効果はゆっくりですが、ファン作りやブランディングに繋がっていきます。

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ステップ4:「見つかる」を作るローカル検索(MEO)実践法

MEO

ここからは、最優先チャネルであるMEOの具体的な設定・運用方法について解説します。Googleマップを、24時間365日働く先生の院の“敏腕営業マン”に育て上げましょう。

初期セットアップ:最初にこれだけは押さえる

Googleビジネスプロフィール(以下、GBPと略しますね)の情報を100%埋めることが全ての始まりです。

基本情報

カテゴリは主を「整体院」、サブで「骨盤矯正」などを追加。営業時間、電話、URL、決済方法、バリアフリー情報、駐車場の有無まで、聞かれている項目は全て埋めます

「商品」機能でメニューを登録

ここが非常に重要です。「商品」機能を使い、先生の施術メニューを「症状別」に登録します。「〇〇な方向け 初回施術」「〇〇改善 5回コース」のように、料金だけでなく、対象者や回数の目安まで記載すると、患者さんはイメージが湧きやすくなります。

写真

最低でも各3枚ずつ、合計20枚以上を目安に登録します。患者さんの視点で、「外観→入り口→受付→待合室→施術ベッド→検査風景→施術風景→先生の顔写真」と、院に入ってから出るまでの流れがイメージできるようにアップロードしましょう。

説明文

冒頭の140文字が最も読まれます。ここに、ステップ2で作った「差別化ストーリー(一文)」を凝縮して盛り込みます。

Q&A

患者さんが来院前に不安に思いそうなこと(「服装は?」「子どもを連れて行ってもいい?」「駐車場はありますか?」など)を、先回りしてQ&A形式で5つ以上登録しておきます。

投稿:週1〜2回行い、鮮度を保つ

GBPの「投稿」機能は、院の“今”を伝えるためのブログのようなものです。週に1〜2回更新することで、Googleに「この院はきちんと活動している」と認識され、評価が高まります。

内容は、患者さんの役に立つ症状別のセルフケア情報(30秒でできるストレッチなど)や、健康に関する豆知識を載せるのがおすすめです。ビフォーアフターを載せる際は、効果を保証するような表現は避け、「※個人の感想であり、効果には個人差があります」といった注釈を必ず入れましょう。

「本日19:00から1枠空きが出ました」といったリアルタイムな情報も、即時予約に繋がりやすい強力なコンテンツです。投稿に予約ページのリンクを必ず貼りましょう。

口コミの“仕組み化”:お願いして、きちんと応える

口コミは、MEOの順位と患者さんの意思決定の両方に最も強く影響する要素です。自然発生を待つのではなく、こちらから積極的に集める「仕組み」を作ります。

院内での依頼

受付横に、口コミ投稿ページのQRコードを載せたPOPを設置します。

会計時に「もしよろしければ、今日の施術の感想を一言で結構ですので、Googleマップに投稿していただけると、私たちの大きな励みになります」と、依頼用の台本を決めておき、スタッフ全員で同じ案内をすることが重要です。

LINEでの依頼

来院日の翌日AM10時頃に、お礼のメッセージとセルフケアの動画を送り、その流れで「もしよろしければ、昨日の感想をレビューでいただけると嬉しいです」と、口コミページのリンクを送信します。このタイミングが最も書いてもらいやすいゴールデンタイムです。

返信の徹底

いただいた口コミには、24時間以内に必ず全て返信します。返信する際は、感謝の言葉に加え、「〇〇というお悩みに対して、昨日は〇〇という目的で施術を行いました。次回は〇〇をさらに改善していきましょう」と、施術の意図と次回の展望を具体的に書くことで、他の見込み患者さんに対する強力なアピールになります。

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ステップ5:「選ばれる根拠」となる自院サイト&SEO

WEBデザイン

MEOで先生の院を見つけてくれた患者さんが、次に訪れるのが自院のホームページです。ここで「私の悩みを解決してくれるのは、この先生しかいない!」と確信してもらうために、特に重要になる「症状別ページ(症状LP)」の作り方を解説します。

症状LPに絶対に含めるべき8つのブロック

症状LPは、悩みを抱えた患者さんとの「対話」です。

以下の8つの要素を、上から順番に配置することで、患者さんの疑問や不安を解消し、スムーズに予約へと導きます。

ファーストビュー(最初に目に入る画面)

ここが最も重要です。

「〇〇市で、朝の一歩目がつらい腰痛に悩むあなたへ」「3回の施術で、ここまで変わる」といったように、「地域×症状×対象者×希望の未来」を凝縮したキャッチコピーと、安心感のある写真を配置します。予約ボタン(電話/LINE/Web)もここに必ず設置します。

一次根拠(客観的な事実)

なぜ先生の施術が効くのか、その客観的な根拠を示します。姿勢分析アプリの画像、可動域の変化を測る動画など、「検査による“見える化”」の要素を入れることで、信頼性が飛躍的に高まります。

症例ストーリー

同じような症状で悩んでいた患者さんが、どのように改善していったのかを物語として紹介します。「初診時」→「3回目」→「卒業時」の変化を、具体的な日常動作の改善(例:楽に起き上がれるようになった)と共に語ることで、患者さんは自分の未来を重ね合わせることができます。

施術プロセス

初回にどのような流れで検査、施術、説明が行われるのかを、写真付きでステップごとに解説します。これにより、来院前の不安を払拭します。

料金と回数の目安

料金体系を明確に提示し、「あなたの症状の場合、平均して〇回程度の通院で、〇〇な状態を目指せます」という卒業までの道筋を示します。これが、割引に頼らない価値の提示になります。

レビュー抜粋

Googleマップに寄せられた、同じ症状に関する良い口コミを引用し、先生からの返信の要約も添えます。

FAQ(よくある質問)

痛みは伴うか、服装、通院頻度、子連れ、支払い方法、駐車場など、考えられる全ての疑問に先回りして答えておきます。

クロージング(最後のひと押し)

再度、予約への導線を設置します。「今すぐ予約する」ボタンに加え、「当日〇時〜空きあり」といったリアルタイム情報を表示できると、さらに効果的です。

ブログで“専門知識の棚”を充実させる

症状LPが「店舗」だとすれば、ブログは先生の専門知識を陳列する「知識の棚」です。

定期的に更新することで、サイト全体のSEO評価を高め、様々な切り口で未来の患者さんと接点を持つことができます。

ネタ切れを心配される方のために、テーマ例をあげてみましょう。 たとえば「梅雨時期に頭痛が悪化する理由と対策」「花粉の季節に首肩こりがひどくなる人へ」「30秒でできるデスクワーク中の腰痛予防ストレッチ(動画付き)」など、季節性や具体的なシーンに合わせた内容が喜ばれます。

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ステップ6:人柄と継続接触でファンを作る「SNS/LINE」

SNS

ホームページが「信頼の根拠」を示す公的な場所だとすれば、SNSやLINEは、先生の「人柄」に触れてもらい、継続的な関係性を築くための私的なコミュニケーションツールです。

SNSは媒体ごとの役割分担が鍵

やみくもに全SNSをやる必要はありません。先生のターゲット層と発信したい内容に合わせて、媒体を絞り込み、役割を決めましょう。

Instagram

特に女性ターゲットの場合に有効です。 30〜60秒のショート動画(リール)でセルフケアを紹介したり、院の日常や清潔な環境をストーリーズで伝えたりします。「初めての方へ」「料金」「アクセス」などをハイライト機能でまとめておくと親切です。

YouTube

5〜8分程度の少し長めの動画で、特定の症状について深く解説したり、検査の様子を詳しく見せたりするのに向いています。

動画は検索にも強く、一度作れば資産になります。

X(旧Twitter)

日々の健康に関する気づきや、急な休業案内、予約の空き状況など、即時性の高い情報を発信するのに便利です。

LINE公式アカウントは“自動化”で真価を発揮する

LINEの最大の強みは、メッセージを届けるだけでなく、「ステップ配信」という自動化機能を活用できる点です。一度設定すれば、まるで先生の分身であるかのように、適切なタイミングで患者さんをフォローアップしてくれます。

自動化シナリオの例をあげましょう。

まず、初回予約時には、予約完了の自動応答メッセージで、事前問診票のURLと、院までのアクセスMAP(動画や写真付き)を送付します。

来院当日(施術後)には、お礼と共に、その日お伝えしたセルフケアの動画を送付します。「今日の施術のポイントは〇〇でした」と要点を添えます。

来院翌日(AM10時)には、体調を伺うメッセージと共に、口コミ投稿を依頼します。

来院から7日後には、症状の戻りがないかを確認し、次回の施術の重要性をリマインドします。

30日後、60日後には、来院が途絶えてしまった方(休眠患者)に対して、季節のケア情報や「最近、お体の調子はいかがですか?」といった気遣いのメッセージを配信します。割引クーポンよりも、「無料で姿勢チェックします」といった無料オプションの案内が効果的です。

こうした自動化シナリオを一度作っておくことで、先生は施術に集中しながら、全ての患者さんに対して質の高いフォローを提供できるようになります。

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ステップ7:Web広告は「小さく、速く」試すアクセル

検索

MEO・サイト・LINEという集客の土台が固まったら、次のステップとしてWeb広告の活用を検討します。

Web広告は、例えるなら「集客のアクセル」です。

必要な時に、必要なだけ踏み込むことで、短期的に新規患者さんの流れを加速させられます。ただし、やみくもに踏み込んでもガソリン(広告費)を無駄にするだけ。ここでは、無駄なく効果を最大化するための原則をお伝えします。

キーワード設計:狙うべきは「今すぐ客」

広告で狙うべきキーワードは、来院意欲が非常に高いユーザーが使うものに絞り込みます。

最優先キーワードは、「〇〇市 腰痛」「〇〇駅 産後骨盤」のように、「地域名 × 症状」の組み合わせで、検索するキーワードと完全に一致した場合にのみ広告を表示する「完全一致」の設定が基本です。これにより、関係のない検索での無駄な広告表示を防ぎます。

「整体 〇〇市」のような、より広いキーワードは、ごく少額の予算でテスト的に試すに留めましょう。

広告を表示させたくないキーワードの登録も重要です。「求人」「学校」「資格」「セルフケア」「激安」「保険」といった、来院に繋がらないキーワードをあらかじめ除外しておくことで、広告費の無駄遣いを大幅に削減できます。

配信の原則:最も響く「時間」と「言葉」で

広告は24時間流しっぱなしにするのではなく、戦略的に配信します。

まず配信時間は院の営業時間の前後30分に集中させます。予約の電話を受けられない深夜帯に広告を流しても意味がありません。

広告からの「電話での問い合わせ」と「Web予約フォームからの予約完了」の2つを、必ず計測できるように設定します。どちらの経路からの反応が良いかを分析することが、改善の第一歩です。

広告文は、患者さんが一瞬で「私のための情報だ」と判断できるものでなければなりません。

  • 【すぐに使える広告文テンプレート】
  • 見出し:〇〇市の腰痛専門整体院|本日19時~空き有
  • 説明文:独自の歩行計測×骨盤調整で「何回でどこまで良くなるか」を初回に明確化。お子様連れ歓迎、駐車場2台完備。まずはお電話かLINEでお気軽にご相談を。

ランディングページ:着地させて、逃さない

広告をクリックした先のページ(ランディングページ)は、必ずその症状に特化した「症状別LP」を設定します。

その症状LPには、「本日〇時〜空きあり」という情報と、常に画面に固定で表示される予約ボタンを設置し、来院へのモチベーションが最も高まった瞬間に、即座に予約できる環境を整えておきましょう。

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ステップ8:ポータルサイトは“短期的な拡声器”と心得る

拡声器

HotPepper Beautyなどのポータルサイトは、開業初期など、とにかく院の認知度を短期間で一気に高めたい場合には有効な「拡声器」となり得ます。しかし、その活用には明確な戦略と「出口」を考えておく必要があります。

まず、ポータルサイトを使う目的は、あくまで「短期的な露出の最大化」と「予約システムの空き枠を埋めること」に限定します。長期的に依存すると、掲載料が経営を圧迫し、価格競争に巻き込まれ、利益率の低い集客構造から抜け出せなくなります。

ポータルサイト経由で来院された患者さんには、必ずLINE公式アカウントへの登録を促し、次回の予約からは自院の予約システムへ誘導する流れを徹底します。

ポータルサイトに集まった良い口コミは、許可を得て自院のサイトやチラシにも転載し、自院の資産として活用しましょう。

開業2年目以降を目安に、ポータルサイトへの広告費と、自院の資産(MEO対策、サイト改善、LINE活用)への投資対効果を厳密に比較検討します。

徐々にポータルサイトへの予算を減らし、自院の資産を育てる方向へと予算をシフトさせていく計画を立てることが、持続可能な経営への鍵です。

ステップ9:オフライン集客で地域に深く根を張る

オフライン

Web集客が主流の現代でも、チラシや看板といったオフラインの施策は、特にWebに不慣れなシニア層や、特定のエリアに住む人々へ深くアプローチするための強力な武器となります。

チラシは“Webへの橋渡し”を意識する

チラシはただ配って終わりではなく、Web上の資産へと繋げる「橋渡し」として設計します。

配布するエリアは、都心なら院から半径1km、地方なら2〜3km圏内が目安です。新規開業時はまず3週連続で配布し、地域での認知を一気に高めます。

第一印象を与える表面は非常に重要です。ステップ2で作った「差別化ストーリー(一文)」を最も大きな見出しにし、先生の安心感のある顔写真、院の清潔な写真、そして分かりやすい地図を配置します。

裏面では、表面で興味を持った人へ、より深い情報を提供します。

改善症例のストーリーを3つほど紹介し、料金と回数の目安、そしてGoogleマップの良い口コミを抜粋して掲載します。

そして最も重要なのは、予約のための「電話番号」はもちろん、「Googleマップの口コミページ」「LINE公式アカウント」「Web予約フォーム」に直接アクセスできる3つのQRコードを掲載し、オフラインからオンラインへの流れを作ることです。

看板・地域ミニコミ・イベントで多角的に接触する

看板は、院の前を通る人への最高の広告です。「腰痛・肩こり専門」「本日空きあります」など、一瞬で読めるキーワードと、緊急性を伝えるメッセージに絞り込みます。

シニア層が多く読む地域ミニコミには、「清潔さ」「感染症対策」「バリアフリー」といった“安心・安全”を訴求する情報を中心に掲載すると効果的です。

「無料姿勢チェック会」「正しい歩き方講座」といった地域住民向けのイベントを開催し、参加者リスト(名簿)を集め、LINEへの登録を促すことで、未来の患者さんとの関係性を築きましょう。

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ステップ10:リピートと収益(LTV)を設計する

リピート

新規集客に成功しても、患者さんがリピートしてくれなければ、経営は安定しません。特に、多くの院が直面する「2回目の壁」をいかにして越えるかが、収益を最大化する上での最重要課題です。

“2回目の壁”を越えるための初回カウンセリング

2回目の来院に繋がるかどうかは、初回の施術が終わる最後の10分間で決まります。

この10分で、患者さんの頭の中にある「これからどうなるんだろう?」という不安を、安心と期待に変える必要があります。

A4一枚程度の簡単な「施術計画書」と、LINEメッセージを用意し、以下のことを伝えましょう。

状態の仮説今日の検査の結果、あなたの痛みの原因は、おそらく〇〇にあると考えられます。
目標の設定まずは2ヶ月後、〇〇ができるようになることを一緒に目指しましょう。
回数と頻度の目安そのために、最初の1ヶ月は週に1回、計4回程度の通院が理想的です。
セルフケアの提示次回来院までに、ご自宅でこのケア(動画のリンクを送ります)を続けてみてください。

これらを口頭で説明し、計画書として渡し、さらにLINEでも要約を送ることで、患者さんは「自分の身体と向き合ってくれている」と感じ、二人三脚で改善を目指すパートナーとして先生を認識してくれます。 その流れで、「では、来週の同じ時間で予約をお取りしますね」と提案すれば、それはセールスではなく、治療計画の自然な一部となります。

LTVとCPAの考え方:健全な投資のために

少し専門的な話になりますが、健全な経営判断のために、LTV(顧客生涯価値)とCPA(新規顧客獲得単価)という2つの指標を理解しておきましょう。

LTVとは、一人の患者さんが、卒業までにもたらしてくれる粗利益のことです。次のような計算式で求められます。

  • LTV = 平均施術単価 × 平均来院回数 × 粗利率
  • 例:6,000円 × 5回 × 70% = 21,000円

許容CPAとは、一人の新規患者さんを獲得するために、いくらまで広告費をかけて良いかということです。次のような計算式で求められます。

  • 許容CPA = LTV × 広告費にかける割合(通常20〜30%)
  • 例:21,000円 × 25% = 5,250円

つまり、この計算では「1人の新規患者さんを獲得するのに、5,250円までなら広告費を使っても利益が出る」という経営判断を下すことができるわけです。

こうした明確な基準があれば、広告やチラシの費用対効果も冷静に評価できますね。

紹介プログラム:最高の集客は“ファン”から生まれる

最も質が高く、コストのかからない集客は、満足してくれた患者さんからの「紹介」です。

紹介用のQRコード付きカードを作成し、卒業時や回数券の購入時に全員にお渡しします。

紹介者・被紹介者への特典は、安易な割引よりも「通常は有料の姿勢分析(10分)を無料でプレゼント」といった、価値を下げない無料オプションがおすすめです。

LINEの機能を使えば、誰からの紹介かを計測することも可能です。紹介での来院があった際は、必ず紹介元の患者さんにも直接お礼を伝えることを忘れないようにしましょう。

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ステップ11:法令・ガイドラインを遵守し、長く勝ち続ける

ガイドライン

整体院の集客活動は、景品表示法や薬機法(旧薬事法)など、様々な法律やガイドラインと隣接しています。リスクを最小限に抑え、患者さんからの信頼を長期的に獲得するためには、これらのルールを正しく理解し、遵守する姿勢が不可欠です。

景品表示法の制約のため、「地域No.1」「最高の技術」といった根拠のないNo.1表示や、競合院より著しく優れていると誤解させるような表現はできません。

さらに薬機法の制約のため、「腰痛が治る」「〇〇病に効く」といった、病気の治療や予防ができるかのような表現は、医師法に抵触する可能性があるため使用できません。「症状が緩和した」「楽になった」といった、事実に基づく表現に留めましょう。

変化を過度に加工したり、良い結果だけを意図的に選んで掲載したりしたビフォーアフター写真は、誤解を招く可能性があります。

掲載する際は必ず本人の同意を得て、「※効果には個人差があります」という注釈を明記しましょう。

広告であるにも関わらず、それを隠して第三者の感想のように見せかけるステルスマーケティング(ステマ)は禁止されています。

インフルエンサーなどにPRを依頼する場合は、「#PR」「#広告」といった表記が必須です。

これらのルールを守ることは、単なるリスク回避ではありません。「私たちは、誠実な情報発信で患者さんと向き合います」という、院の姿勢を示すメッセージそのものなのです。

【まとめ】集客の安定は、一本の“直線導線”から生まれる

ここまでお伝えしてきたことを、もう一度シンプルに整理します。

整体院の安定した集客は、たった3つのステップからなる「直線導線」を作れば、必ず実現できます。

ステップ1:「見つかる」

Googleマップ(MEO)を徹底的に最適化し、写真、メニュー、投稿、そして口コミ返信を「仕組み化」すること。

ステップ2:「選ばれる」

専門性の高い「症状別ページ(LP)」で、検査による“見える化”と、改善までの道筋を明確に提示し、信頼の根拠を築くこと。

ステップ3:「続く」

LINE公式アカウントを活用し、施術後のフォロー、2回目の来院提案、そしてレビューや紹介依頼までを自動化・設計すること。

やるべきことは、決して多くありません。

他の全ての施策を一旦横に置いてでも、まずはこの「MEO・症状LP・LINE」という三種の神器だけを、最初の90日間、淡々と、しかし徹底的に磨き上げてください。

その先には、広告費やポータルサイトの顔色に一喜一憂することのない、“本当の意味での安定集客”が待っています。

私たちディプシーは、単にホームページを制作する会社ではありません。このガイドに書かれているような、鍼灸院・整体院業界ならではの集客の仕組み作りを、Webの専門家として、そして経営のパートナーとして、戦略の立案から実行まで伴走しています。

もし、先生がこのガイドを読んで、「頭では理解できたけれど、これを日々の業務と並行して一人で実行するのは難しい」と感じられたなら、ぜひ一度、私たちの「無料相談」をご活用ください。先生の院の現状をプロの視点で分析し、このガイドの内容を、先生の院に合わせてカスタマイズした「最初の90日の具体的なアクションプラン」を一緒に考えさせていただきます。

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ながぬま鍼灸整骨院

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東洋そうか鍼灸院

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横須賀えびの治療院

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おおた中央接骨院

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