
患者様の声を紹介する前に、掲載できる内容か、どこまで同意を得ているか、元の意味を保てるかを確認します。見栄えや件数を先に決めないことが大切です。
この回は、掲載前に情報を整理するための手引きです。個別の院や文章について、掲載可否を判定するものではありません。
1.業態と掲載媒体に応じた基準を確認する
治療院には異なる業態があり、ホームページ、広告、SNSなど、掲載する媒体によっても確認が必要です。本人の同意を得たことだけで、効果に関する体験談を自由に掲載できるとは判断しません。
あはき・柔整に関しては、厚生労働省の広告関連資料で該当する基準と相談先を確認できます。一般的な院内紹介と、施術効果を示す体験談を同じものとして扱わないようにします。
2.写真・文章・掲載先の同意範囲を確認する
感想の提供に同意したことと、写真や個人情報を含めて一般公開することは分けて整理します。実際に掲載する文章、写真、名前等の範囲と掲載先を確認してください。
確認メモに残す項目の例:
- 掲載候補の原文・写真と、その提供元。
- 掲載先と、使用する情報の範囲。
- 確認した内容・日付・院内の管理担当。
これは確認項目の例であり、同意書の完成形ではありません。掲載条件や撤回の相談を受けた場合の対応も、院内で管理できるようにします。
3.元の意味を変えず、不要な個人情報を減らす
文章を短くする場合も、意味が変わる切り取りや、院が期待する効果を追加する編集はしません。AIに感想を作らせたり、架空の患者様の声として掲載したりすることも避けます。
年代、職業、症状、顔写真などを組み合わせると、匿名でも本人が分かる場合があります。説明に必要のない情報は増やさないようにしてください。
声だけに頼らず、確認できる情報を用意する
利用者が院を判断する材料は、体験談だけではありません。院長紹介や院内写真、料金やアクセスなど、自院が正確に案内できる情報を整えましょう。
DeepXiでは、原文・確認範囲・掲載箇所を一緒に管理し、後からどの情報を使ったか分かる状態にすることをおすすめします。
よくある質問
匿名ならそのまま掲載してよいですか?
匿名化だけで掲載可否や同意の確認が不要になるわけではありません。内容と情報の組み合わせも確認します。
手書きの感想を読みやすく書き直せますか?
掲載できる内容であることを確認したうえで、原文の意味を保って文字起こしする方法があります。読みやすさのために内容を作り変えないようにします。
